乗りこなすほど味がでる”オールドルック・バイク”

オールドルック・バイクの魅力

旧式のバイクの外観を持っているバイク、それがオールドルック・バイクです。
最高速、走行時の安定性や、操作性などについてはネイキッドと同じと考えていいでしょう。
見た目にとても魅力があるバイクです。

カウルなないため、走行時の風を極端に受けることになりますが、女性も扱うことができる重量や癖がないという点、教習所でも利用されることが多いこのオールドルック・バイクを考えると、とても魅力があるレトロバイクといえます。

オールドルック・バイクといえばやっぱりKAWASAKI Wでしょう

オールドルック・バイクといったら?という質問をバイク好きに投げてみると、何人かはKAWASAKI Wと答えるでそう。

このシリーズの現行品としてはW800があります。
新車で90万くらい、排気量が773cc、総重量が216㎏という正統派バイクとそれほど特徴がない感じに思えるのですが、このモデルの魅力はオールドルックの意識を強く感じるんです。
動力計ではケイゾーストノートつまり排気音とビジュアルをレトロに持っていくために、マフラーにキャブトンタイプを採用しているのです。

このキャブトンタイプのマフラーというのは、1923年から1956年まで大型国産バイクメーカーでみづほ自動車製作所というメーカーが生産してたマフラーです。
バイクの後部に真っ直ぐ、水平に伸びていて、途中太くなっている何ともいえない素敵なデザイン、そこからまた元の太さに戻っていくというマフラーです。

ブレーキは最近のバイクに利用されているディスクブレーキではなく、あえてレトロ感を出すためにドラムブレーキを採用しています。

ブレーキはドラムブレーキ

ディスクブレーキは、車輪の回転に対応し回るディスクを両側からパッドで車輪を抑えるようにしてブレーキをかけます。
水で濡れることによって制動力の低下、放熱性が高いので、ブレーキングによるゴムの分解、ガス化、つまりフェードを抑制できるという事で、最近よく利用されています。

ドラムブレーキは、制動力が高いので大型バイクにはよく利用されているものの、技術的にクラシカルとなり、また見た目もレトロ特有な魅力「野暮ったさ」を残しています。
W800はこのドラムブレーキを利用しているのです。

ヘッドライトもクラシカル

ヘッドライトはカットガラスレンズ、メーターが2眼、こういうところを見ても本当にレトロを意識して、クラシカルに作られているオールドルック・バイクという事がわかります。

こうしたオールドルック・バイクの魅力を知っている人に、KAWASAKI Wは非常に魅力的なバイクとして有名なのです。
古き良き時代に活躍したオールドルック・バイクの素晴らしさを継いだバイクはそのほかにもあります。
今もオールドルック・バイクが愛されているという証拠でしょう。