等級とは?

自動車保険に加入する時、等級と言うものが存在していることはご存じでしょうか。
名前程度は既に知っているのかもしれませんが、車に乗る人たちは、もう少し踏み込んだ目で等級についても見つめていただきたいものです。

等級を正しく理解する

等級こそが自動車保険のことを正しく理解する方法です。
自動車保険の保険料は等級などの要素より決定されて行くことになります。

一般的には保険会社には、等級が1から20まであります。
通常は、6等級からスタートして、 一年間保険を使用しないと言うのであれば、 1等級ずつアップして行くことになります。
等級が低いほど保険料を高く支払いすることになり、等級が20等級に近付けば近づくほど、割引率は高くなって行きます。

しかし今お話ししたことは事故を起こさないケースであり、事故を起こして保険を使用してしまうことで、 翌年には3等級程度下がってしまうことになります。
そして翌年以降、大幅アップした保険料を支払いしなければならないことになります。
事故有等級というペナルティーを引き受けることになり、元の状態に戻る為には、3年間保険を使用しないように、兎に角安全運転を心掛けてる必要があります。

ノンフリート等級別料率制度とは

正確に言えばノンフリート等級別料率制度が等級のことを指します。
ノンフリート等級別料率制度によって、私達は保険料が割り引かれる、割り増しをされたりすることになります。

ノンフリートとはどのような意味を持っているのでしょうか。
契約する人たちが自動車が9台以下という場合に、ノンフリート契約を結ぶことになります。

そして10台以上の自動車を所有している契約をフリート契約と言います。
法人の人たちが契約する場合、フリートになる通常の人たちは一般にノンフリートです。

フリートの意味は、英語・fleet、艦隊や船団という意味から来ているようです。
所有している車が10台程度のケースを艦隊や船団に例えているようです。

等級で理解しなければならない仕組み

保険期間の間に、事故があり保険を使用してしまったという場合、 等級は3ランクダウンします。
事故を頻繁に起こしている人は、なかなか30年たとうが、 20等級に到達することは出来ないでしょう。

等級ごとの割引率は、無事故係数、事故有係数が基本で変化しますが、保険会社によって多少の違いもあります。
5等級以下の低い等級のことをデメリット等級と呼びます。

割引という概念ではなく、割増になるのは3等級以下です。
保険会社をもしも変えるという場合でもこのデメリット等級を引き継ぐことになります。

2012年には等級の制度が変わった

2012年10月には新しい等級制度がスタートしたと言うので、最後に簡単にですが、違いを捉えてみましょう。
2013年10月より、事故を起こした時には既にお話しした事故有等級が適用されることになりました。

それは事故を起こした時に適用される等級のことをいい、保険料は事故有係数が適用され、割引率で計算されます。
2013年10月からは事故を起こした後の任意保険料支払いが高くなります。

ダウン事故があれば、 翌年から3年間事故有等級が適用されることになります。
無事故等級、事故有等級とでは全然割引率が異なってしまいます。

そして違いは1等級ダウン事故が誕生したことです。
ここで等級すえおき事故は廃止されました。