季節を感じるツーリング

バイクは、風を全身で感じながら走行できるのが車にはない大きな魅力です。季節の変化を感じながら走行を楽しめるのは、これまたツーリングのまさしく醍醐味でしょう。それぞれの季節にどのような良さがあるのか、気をつけるべきことは何かをご紹介します。

待望の春ツーリング

寒くて辛い春が終わり、そろそろ外に出たいなと暖かさを感じる春。春は何と言っても、桜の季節。花見が開かれる場所や、車では行けない、隠れた桜の名所を巡るのも良いでしょう。
注意するべきなのは、寒暖差。冬から春への季節の変わり目は寒暖差が激しく、温度差に対応できる服装の準備が大切です。重ね着で調節できるような服装や、一枚で暖かいインナーの着用などがおすすめです。

暑くても薄着は禁物な夏ツーリング

暑い夏、バイクで全身の風を感じながら走る爽快感は格別なことでしょう。しかし、暑いからと言って薄着でのバイク走行をおこなうことは、転倒のリスクを考えるととても危険です。
通気性の良い長袖のジャケットの着用や、アームカバーやグローブを着用し、できる限り肌の露出は避けるようにしましょう。
首筋や手首といった肌が露出してしまう部分には、日焼け止めを塗って紫外線対策をおこなうことも大切です。

景色の変化が楽しい秋ツーリング

気温が涼しくなり始める秋。紅葉が訪れ季節の変化を楽しめる、ツーリングにはおすすめの季節です。しかし、日差しが強い日が続くため、紫外線対策は継続しておこなうようにしましょう。
また、秋雨の季節でもあり、レインウェアや雨具の準備も必要になります。雨で濡れた道路の走行にはより一層注意をし、事故に合わない慎重な運転を心がけましょう。

空気がおいしい冬ツーリング

急激な温度変化も少なく、しっかりと着込んで寒さへの備えをおこなえば、寒い冬でも外へと快適なツーリングへ出かけられます。
また、海辺やキャンプ地などのスポットは夏に比べて観光量も少なく、のびのびと爽快なツーリングを楽しめます。しかし、冬場は日の沈みが早いこともあり、夜間の運転は見通しが悪くなり危険を伴います。
早朝や日没後、路面の凍結によるリスクも高まりますので、事故や転倒は注意したいところです。積雪・降雪になりにくい海沿いは比較的安全に走行できますが、海風には気をつけましょう。
日没の時間をしっかりと確認し、安全な時間帯を走行できるように、計画的にスケジュールを組むことが大切です。