少しでも安く選ぶ

任意保険を安く

任意保険を選択するにあたって、重要視するポイントの一つとなるのが「保険料」だと思います。
安い保険というのはそれだけで魅力のあるものですから、できるだけ安く保険に加入したい、と考えるのが当然なのではないでしょうか。
そこでここでは、少しでも安い保険を選ぶ、ということについて考えていきたいと思います。

安い保険を選ぶということは重要ですが、どんな保険でも安ければ良い、という意味ではありません。
それでは本末転倒ですから、価格の安さと保険効果のバランスが取れているものを選択する、というのが重要なポイントとなります。
バイク保険・自動車保険における「安さ」というのは、イコール「費用対効果の良さ」ということを意味していると考えると良いでしょう。

そもそもバイク保険に関して知って置かなければならないこととして、バイク保険は安上がりなものを選択してしまうと、結果的に何か問題が発生した時に高く付いてしまう可能性が十分あるということです。
その最たる例であるのが、自賠責保険だけで賄おうという考え方です。
自賠責保険というのは、障害で120万円、死亡で3000万円までしか保障を行ってくれませんから、足がた分については当然自分で支払わなければならないということになります。

実際の損害賠償の例として、名古屋で起こった29歳の男性に対する後遺障害事故では、3億8281万円という損害賠償額が設定されました。
このような金額は、当然自賠責保険では賄うことが出来ず、その残りを自分で支払うことも出来ないでしょう。
そういった事態を避けるために、損して得取れ、というのが任意保険の役割ということになります。

効果に合わせた保険

では、その最低限の効果を備えているという前提を持っている上で、できるだけ安く保険を選択する方法について紹介していきます。
こういった場合に特に効果的なのが、最近増えている自動車保険タイプである「リスク細分型保険」を利用することです。
これは、バイク事故に対するリスクを細分化し、それぞれの条件に合致しているかどうかによって保険料を上下させるという保険システムを言います。

例えばドライバーの年齢から、事故が起こりやすい年代なのかどうかを判断して保険料を変えるといった具合です。
ちなみに年齢の場合、10代が最もリスクが高いので保険料が高く、40代が最もリスクが低いので保険料が安く設定されるようになっています。

さらには自分の主に車を乗る地域による事故リスクや、免許証の色などによる安全性リスクなどについても加味されて、保険料の設定が行われるようになっています。
自分の条件を確認し、最も安く設定しているリスク細分型保険を選択するのが安い保険への道ということになるでしょう。