知っておこう。バイク走行の禁止事項

結局スマホの扱いはどこからがダメなの?

2019年に、運転中の携帯電話の使用、いわゆる「ながら運転」「ながらスマホ」の罰則が強化されました。
基本的には、スマホなどの通話のための使用や、画面を注視した場合が違反の対象になります。
「通話の使用のため」がポイントで、通話のために発信、着信操作をおこなった場合、たとえ通話自体をハンズフリー操作でおこなったとしても、それは違反になってしまいます。
この「注視」の定義が明確に定まっていないことや、手に持つだけでは違反にはならないなど、線引きの理解が難しいところがあるため、「運転中は携帯電話を触らない」に徹したほうが、安全に変わりないと言えそうです。

バイク走行中のイヤホン着用

高校生がイヤホンをして自転車を運転する姿を見かけたことはないでしょうか。
運転中のイヤホン着用に対して取り締まりが厳しくなっているのですが、それはバイクでも同じ。
よく、「片耳だけならOK」という話も聞いたりしますが、重要なのは「周囲の音が充分に聞こえるかどうか」
周囲の音が聞こえないことによって、危険回避ができない、緊急車両の音が聞こえなくなることなどを防ぐ目的があります。
近年では、コードレスイヤホンの普及もあり、走行中のイヤホン着用が目立ってきたように感じます。
周囲のため、自分の安全のためにも、なるべくイヤホンを着用しながらの運転は避けるようにしましょう。

左側からの追い越し

道路交通法では、前方車両を追い越す場合は原則右側から追い越すように規定されています。
そのため、左側から前方車両を追い越すことは、道路交通法に従った正しい追い越し方法とは言えません。
警察官にその瞬間を見られた際には、違反を切られる可能性もあるということを頭に入れておいたほうが良いでしょう。
高速道路でも、追い越し車線は右側に設けられていますね。一般車線は左側。追い越すときは右側から滑らかに余裕を持って車線を切り替えるようにしましょう。
そもそも、四輪車の左側はドライバーにとって死角であり、バイクと四輪車どちらのドライバーの危険も招きます。
また、右側からの追い越しの際にも気をつけなければいけないポイントがあります。
まず、右折をしようとしている車の右側からは追い越してはいけません。右折に巻き込まれる可能性があり危険です。この場合は、例外として左側から追い越すようにします。
また、黄色の車線は「追い越しのためのはみ出し」を禁止するものなので、この線を超えての右側からの追い越しも禁止されています。
自らの命を守るためにも、正しいルールに従った運転方法を把握し、安全な運転を心がけるようにしましょう。