バイクの基礎的なパーツと部品名称を知ろう

カスタムやメンテナンスなど何かやりたいと思った時、以外に困るのがわからない名称のパーツです。バイクはさまざまなパーツの集合体であるため最初のうちは訳がわからないでしょう。ですが、メンテナンス方法やカスタム方法を覚えておくとバイクを触ることが楽しくなります。

フロント周り

ヘッドライト

ヘッドライトはバイクの顔ともいえる部品です。現在では常時点灯が義務付けられていますが、1988年まではオン・オフが許されていました。ヘッドライトの光源は内部にあるハロゲンバルブです。

ウィンカー

自分が運転しているバイクが次にどのようなアクションをするのか周りに伝えるのが、ウィンカーです。全方向から視認可能なように車体の前後左右に設置されています。

フロントフォーク

バイクに内蔵された油圧とスプイングによって、走行中の車体の衝撃を吸収する重要なパーツです。フロントフォークには2種類あり、太いアウターチューブと細いインナーチューブで構成されている正立フォークとアウターチューブとインナーチューブが上下反対になっている倒立フォークがあります。

フロントフェンダー

前輪が巻き上げる泥やごみをカバーするパーツです。近年はハンドル操作を重視して、軽量な樹脂製が一般的。アメリカンバイクは金属製が多い傾向があります。

ハンドルパーツ

タコメーター&スピードメーター

スピードを表示するのが、スピードメーター、回転数を表示するのがタコメーターです。以前は計器タイプでしたが近年は、デジタル化が進み残燃料や走っている時間など表示してくれます。

ハンドル

バイクを操作するための必需品です。一般的に装備されているのが1本のパイプから構成されているバーハンドルです。グリップ部分の低さ、高さ、広がりなどによってさまざまな種類があります。バーハンドルに対して、左右分割してバイクに装着されているものがセパレートハンドルです。ライディング時の姿勢はきつくなるものの、スタイルは抜群です。

ハンドルポスト・ライザー

ハンドルを固定するためのパーツです。同じような役割を担うパーツをアメリカンバイクではライザーと呼ぶこともあります。

バックミラー

後方安全確認のための部品です。ただ、バイクをカスタムする場合ミラーのデザインでバイクの印象が大きく変わるため慎重に選びましょう。

エンジン周り

エンジン

バイクの心臓部分です。冷却方式、気筒数、排気量により乗り心地が変わります。

キャブレター・FI

ガソリンと空気を絶妙にブレンドして、混合気をエンジン内部に送り込むパーツです。キャブレターは昔ながらの機械仕掛けで行い、FIは電子制御で混合気を作り出します。

エアクリーナー

キャブレターの付属部品スポンジなどのフィルターです。

エキゾーストパイプ

混合気をエンジンが爆発させた後、生じた排気ガスを放出するパイプです。エキパイ、マフラー、サイレンサーと呼ばれます。

足周り

キャリパー

ブレーキバーと連動して動く重要パーツです。レバーが司令官だとすれば、キャリパーは実働部隊です。例えばブレーキの場合、レバーがブレーキを命令して、キャリパーが実際にブレーキをかけます。

ブレーキディスクローター

ホイールに連結されたブレーキパーツです。キャリパーがここを挟むことでタイヤの回転を制御します。

チェーン&スプロケット

エンジンパワーを後輪に伝えるパーツ群。スプロケットがエンジンパワーで回転し、そのパワーがチェーンにつたわって後輪のスプロケットを動作させタイヤが回転しだします。

スイングアーム

車体をつなぐ角材のようなパーツです。一般的に後輪から支えますが、価格が高い車両になると片持ちスイングアームというものがあります。

まとめ

部品の名称を知っておくことで、バイクの調子が悪くなったり、故障したりした時にある程度自分で対応可能になります。ぜひバイクのパーツ名称を覚えて、楽しくバイクを乗りこなせるようになりましょう。