バイクにおけるバッテリーの役割は、エンジンをかけたり、ライトをつけたりすること。そのため、さまざまな電装品を駆動させるバッテリーが弱るとエンジンがかからなくなるだけでなく、電装品が正常に作動しなくなります。ここではバッテリーの充電タイミングやその方法を紹介します。
バイクバッテリーの種類
バイクや車のバッテリーに使われているものは鉛バッテリーと言われるものです。さらに鉛バッテリーは細かく分類すると開放型とメンテナンスフリー型にわけられます。
開放型
古くからあるバッテリー規格です。バッテリーのふたが開けられるようになっている作りが特徴。ふたを開けられるようになっているのは内部バッテリーの液が減少していくからです。液が減少したらふたを開けて補充する仕組みとなっています。バッテリー駅は既定のラインに常に保っておかないと、電力が低下し、バッテリー自体も傷んでしまうので定期的にチェックしましょう。
メンテナンスフリー型
その名の通りメンテナンスが不必要なバッテリーです。開放型バッテリーとは異なり、バッテリー液がほとんど減少しないため、液を補充するふたがありません。構造は開放型と変わりませんが、バッテリー内で発生したガスを電極で吸収・還元する点が開放型と異なります。充電時に過電流をかけるとガスが大量に発生し、最悪破裂したりする可能性があります。
正しいバッテリーの充電手順
バッテリーの充電は難しくありませんが、手順を知らないとトラブルのもととなります。以下の手順を守り充電しましょう。
1マイナス端子からケーブルを外す
最初にバッテリーにつながっている、ケーブルをマイナス端子から外します。マイナスから外さないとショートを引起し大きな事故につながります。かならず、マイナス端子から外しましょう。
2プラス端子からケーブルを外す
マイナス端子を外したのちにプラス端子のケーブルを外します。この時外したマイナス端子がバッテリー両極に触れないようゆっくり外します。
3車体からバッテリーを外す
車体にバッテリーを固定しているパーツを外して、バッテリーを外します。バッテリーはかなり重量があるので、落とさないように注意してください。
4充電器のプラスクリップ(赤)をバッテリーに接続する
バッテリーを外したら、充電器をつなげます。最初にプラス極側にプラスクリップを接続します。まだ充電器のスイッチは入れないでください。
5充電器のマイナスクリップ(黒)をバッテリーに接続する
充電器のスイッチを入れない状態で、マイナスのクリップをバッテリーに接続します。両方のクリップをつなぎ終わったら、一度極性があっているかチェックします。
6充電器のスイッチを入れて充電をする
正しくクリップが接続できているとチェックできたら、充電器のスイッチを入れて充電を開始します。充電が完了したら逆の手順でクリップをはずし、車体に戻したら終了です。
まとめ
バッテリーは大きくわけて2種類あります。開放型の場合通常の充電器で十分ですが、メンテナンスフリー型の場合安全のため専用の充電器が必要になります。また、充電する際の事故を防ぐため接続方法はしっかり守りましょう。