サイドナンバーとは?
サイドナンバーとは、通常バイクのナンバープレートをリア側に取り付けるものをサイドに、つまりリアタイヤの脇に装着することを指します。
一種のカスタマイズで、見た目の向上のために行われます。
ナンバープレートがリアにあると、どうしても後ろから見た時のオリジナルの雰囲気が崩れてしまうことがあります。
そこで、サイドに移すことでリアの外観がすっきりとするわけです。
元々のマシンにはこうしたサイド用の装着場所は設けられていませんので、カスタムパーツとして別途取り付けることになります。
このやり方は好みによりますが、特にアメリカンスタイルのハーレーダビッドソンなどのメーカーに多く見られます。
また、メーカーに関わらずビッグスクーターでもサイドナンバーにすることもあります。
このように、全体的にがっしりとした作りのバイクでこのカスタムがなされる傾向があります。
リア側の雰囲気がずっと良くなり、オリジナルの魅力が引き立てられるのがメリットです。
ナンバープレートを縦に設置することで、さらにスマートな印象にすることもできますので、一時期は横ではなく縦にするやり方が流行りました。
しかし、ナンバーが見づらくなるということもあって2016年4月に法律改正によって禁止されました。
そのため、現在では通常の横向きだけとなっています。
サイドナンバーの正しい取り付け位置は?
上記のように縦置きは禁止され罰則が課されますので、必ず上下の向きも合わせて横向きで取り付ける必要があります。
左右のどちらに付けても構わず、たいていはリアフェンダーの脇に固定することになります。
取付位置としてはこの条件を満たせば問題ありません。
それに加えて、ナンバー灯を必ず着けることや、赤色のリフレクターを同じように取り付けることが求められています。
こうすることで横から見た時のナンバープレートの位置がはっきりと分かりますし、数字の確認がしやすくなるからです。
サイドナンバーのカスタムパーツは、こうしたナンバー灯やリフレクターがセットになっていることもあります。
取付ルールに違反した場合の罰則は?
サイドナンバーの取付位置のルールを守らなかった場合、反則点が1点で違反金が6,000円の罰則を受けることになります。
その理由は整備不良ということになります。
主にナンバープレートを縦置きにしたことで発見されますが、リフレクターやナンバー灯がない状態でも同じ罰則となります。
また、プレートに角度が強く付いていて、外から見えづらい状態になっている場合も整備不良と判断されることがあります。
そのため、カスタムをする際にはしっかりと取付位置や見やすさということも意識して整備しましょう。