18歳ですが自分名義でバイク保険を契約できますか?

18歳以上はバイク保険を契約できることに

2022年4月から、日本人の成人年齢が20歳から18歳に引き下げられました。
それによって、18歳、19歳の人ができることは非常に多くなりました。
一部の制限はあるものの、ほとんどの分野において一般成人と変わらない法的行為ができるようになったのです。

たとえば、アパートなどの物件を自分の名前で借りたりスマホを契約したりできます。
さらには、バイクや自動車を自分名義で購入することもできますし、バイクローンやカーローンを審査が下りれば利用することもできます。

当然、それに伴ってバイク保険も契約できます。
今までもバイクを主に運転する人として、バイク保険の対象者となることはできました。
しかし、この変化によって自分の意思だけで、つまり親の同意を得ることなく契約ができますし、保険名義人を自分にすることができるのです。

2022年まではたとえ自分が契約した保険であっても、後に親がそれを取り消すことができました。
未成年者の行為は基本的に無効とすることができ、親の権限の方が強かったからです。
しかし、これからは18歳以上であれば成人となりますので、よほどの事情がなければたとえ親でも一度契約したものを取り消すことはできません。
少なくてもバイク保険という分野では、保険種類や保険対象について何らかの制限が加えられることはありません。
たとえば、原付バイクは自由に契約できるが、中型二輪の保険は制限がなされるといったことは起こらないのです。

親に話しておいたほうが安心

このように、2022年からは18歳以上になれば、自由に決めて契約をすることができます。
といっても、好き勝手やっても問題が出ないという意味ではありません。
やはり、少なくても親には話をして了承を得ていた方が良いでしょう。

というのも、バイクの事故は大きな損害につながることが多く、自分や同乗者に大きなケガを負わせたり、最悪死につながることもあります。
自分の過失で車などにぶつけた場合、保険ではカバーしきれない損害賠償を負うリスクもあります。
また、保険と一口に言っても保険会社や補償内容など、たくさんあって保険料も実際にカバーされる範囲も異なります。
経験のある親に相談することによって、より良い保険選びができるはずです。
知らずに自分一人で決めて、高い保険料を支払う羽目になったり、いざという時に保険での補償がなされないということになっては意味がありません。

他にも、親や家族がすでに加入している保険でカバーできる補償がないか確認することも大事です。
もし自分が対象となるものがあるのであれば、無駄な保険料を支払うことを防げます。
こうした点でも事前に親と話すのはとても大事なのです。