無事故なのに保険料が上がるのはなぜですか?

年齢区分を変えたのが原因

バイク保険は1年契約で手続きをしている人が多く、毎年更新をしていきます。
更新をする度に多少なりとも保険料が下がる、少なくても同額であることが多いものです。
しかし、時に一年間無事故であったにも関わらず保険料が上がってしまうこともあります。
それにはいくつかの原因が考えられます。

その一つが、年齢区分を変更したケースです。
バイク保険では保険加入者の年齢と共に、運転者年齢条件つまり他者が乗る場合、何歳以上の人を補償するのかという区分を決めることになっています。
契約内容の選択肢の中では、「21歳以上補償」とか「26歳以上補償」といった項目で表示されます。
この年齢条件を下げると、保険料は上がることが多いです。
たとえば親のバイクに子供も乗ることにした、兄のバイクを弟にも使わせることにしたという時に起こりえる状況です。

保険料の改定があったり割引の対象外になったりした場合

無事故で、自分としては何もしていないのに保険料が上がることもあります。
これは、保険会社が保険料の改定をしたからです。
保険会社は毎年業界や会社全体として、どのくらいの事故率となったのか、保険金支払いの総額はいくらだったのかという統計を取っています。
その上で、データを基に保険料を据え置いたり、引き上げたりする判断をしています。

もし前年の保険金支払いが多くなっている場合、全体的に保険料が引き上げられることが多いのです。
これは利用者に関わりなく、引き上げとなる時にはほとんどの加入者にとって同時に値上げとなります。

もう一つの理由としては、割引が効かなくなったという原因が考えられます。
特に更新一年目ではこうしたことが起きがちで、初めてバイク保険に加入した時や、他の保険会社から乗り換えた時などは割引特典が付くことが多いです。
それは最初の年だけですので、次の年には通常の保険料に戻りますので値上がりしたと思うわけです。

他にも、友達紹介によってキャッシュバックがあるなどして、前年に割引がなされていることもあります。
ホームページ上から申し込むとネット割引が適用される保険は多いですが、更新時に保険の窓口で手続きをしたためにネット割引が適用されなくなったというケースも考えられます。

運転免許証の色が変わったケース

事故はしていないものの、何らかの違反があったために運転免許証の色が変わったことが原因となることもありえます。
今までゴールド免許だったものがブルーになったり、年齢によってグリーンになったりするのです。
保険商品によっては、ゴールドと他の色とでは大きな保険料額の違いが出てくることもあります。
事故と同じように交通違反は保険料に影響することがありますので、慎重にルールを守って運転したいものです。