高速道路走行の注意点

スピードが出せる分、より一層の注意を

一般道でのバイクの法定速度は時速60km。
高速道路では、125cc以上のバイクの法定速度は、最低時速50km以上、最高速度は時速100kmとされています。
普段より風を感じられる高速道路でのバイク走行。楽しさも多いですが、危険も多いのが事実です。
正しい高速道路での走行術を学んで、より快適なツーリングを楽しみましょう。

ラインムラと速度ムラに注意

長くまっすぐな道が続く高速道路。
無意識のうちに走行のコントロールが失われていかないように気をつける必要があります。
「ラインムラ」とは、まっすぐ走っているつもりでもふらついてしまう状態のことを言います。
同じく多いのが「速度ムラ」
自分では一定速度で走っているつもりでも、速度が上がったり下がったりしてしまうこと、高速道路を走っているとよくあると思います。
このような運転は、一定の速度で流れる高速道路において、他の走行車の迷惑になり、トラブルの元にもなります。
リラックスした状態で、スロットル、ラインを一定に保つ「ブレない運転」を高速道路での走行では心がけましょう。

料金所での注意点

料金所で停止する場合は、ローギア(一速)の状態でキルスイッチを使ってエンジンを停止。サイドスタンドを出せば、車体が安定し、よくある立ちゴケの危険性も回避できます。
エンジンの再始動には、サイドスタンドを払い、クラッチレバーをきちんと握ってからセルスイッチを押して始動します。
基本的にバイクでの料金所通過は時間がかかるものです。
バイクを停止してグローブを外し、財布を取り出して料金を支払う。支払いができたら、また財布をしまい、グローブをはめ、エンジンを始動させ出発。
車での支払いに比べ、圧倒的に手間がかかります。
大切なのは、焦らないこと。焦ってグローブを落としたり、財布を落としてしまったりすると余計に時間がかかってしまいます。
また、落としたものを拾おうとして転んでしまったり、バイクが転倒、エンジンを切っていなかったことで動き出してしまったりすると、とても危険です。
バイクでの料金の支払いは、ある程度時間がかかってしまうものと認識し、落ち着いた行動を取るようにしましょう。
待たせてしまった後続車には合図をすれば、お互い気持ちのいい走行ができることでしょう。

休めるときにしっかり休憩

長時間走り続ける高速道路での運転では、必ず休憩を取るようにしましょう。
1時間に1回の休憩を目安にし、SAやPAに立ち寄ってリラックスして運転を再開するようにします。
複数人でツーリングをしている場合には、こまめに意思疎通を取りながら休憩のタイミングを図ることも大切です。
トイレ休憩や水分補給など、高速道路での休憩は一般道に比べて、いつでも自由にというわけにはいきません。
無理せず休めるときにしっかりと休むことで、安全快適な高速道路走行を楽しみましょう。